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機能性材料

石油精製の過程で得られる副産物を利用した新材料の開発

コスモ石油では2010年から重質油熱分解装置(コーカー)を導入し、アスファルト留分の熱分解による灯油・軽油留分の生産を実施していますが、固体の石油コークスも副産されます。石油コークスは通常ボイラーなどの燃料として利用されますが、コスモ石油は石油の新しい可能性を探索するために燃料以外への適用を目指した新規機能性材料(機能性フィラー)の開発に取り組んでいます。


石油コークス

機能性フィラーとは?

ゴムやプラスチック(樹脂)、塗料に添加して、成型・加工した時に新しく機能を発現させることのできる粒子や粉状の物質のことをいいます。例えば、強度を改善したり、導電性を付与したり、といった機能性フィラーがあり、現在のゴム・プラスチック製品にはほぼ全て機能性フィラーが使われています。

コスモ石油は、石油コークスの代表特性である黒色・軽量・不錆に加え、炭素骨格の構造制御によって石油コークスの電気特性を変化させる技術を確立しました。一般的な炭素フィラーは導電性を示しますが、この構造制御技術によって、絶縁性から微導電性、導電性と任意の電気特性を持った機能性フィラーの開発に成功しています。


機能性フィラー(絶縁タイプ)

開発した石油コークス由来の機能性フィラーの中でも特に黒色・絶縁性を示すフィラーと黒色・微導電性フィラーは従来材料では実現困難であった機能であり、半導体や電子材料への展開が期待されています。

※樹脂にフィラーを混合させて厚さ20μmの塗膜を作成後に表面抵抗を評価

機能性フィラーの電気特性

用語集

コーカー
アスファルト留分を高温で熱分解させて灯油・軽油留分を得る装置。副生成物として石油コークスが得られる。
絶縁性
電気を遮断するまたは通しにくくする性質。ゴムやプラスチックは一般に絶縁性を示す。
微導電性
電気をゆるやかに流す性質。静電気に敏感な物質を保護するために良く用いられる性質。半導電性、静電気拡散性、中抵抗などとも言う。
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