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触媒開発

コスモ石油は約30年にわたり触媒の研究開発を行い、実際にコスモ石油の製油所で使うための多様で高性能な触媒を開発してきました。

日本の厳しい環境規制に適合するサルファーフリー(Ultra Low Sulfur Fuel)製品を作るための水素化脱硫触媒や需要環境の変化に対応するFCC触媒を開発しており、特許も取得しています。また、これらの開発実績と運用実績に対して様々な賞を受賞しています。そして、その開発触媒を触媒メーカーにもライセンス提供しており、海外の他社製油所にも導入されています。

重質油水素化脱硫触媒

原油を蒸留して得られた各留分には、まだ硫黄分が含まれており、その硫黄分を低減するために水素化脱硫触媒が用いられます。

重質油中の硫黄分を低減するための水素化脱硫触媒には、常圧蒸留装置の残渣油(常圧残油)を直接脱硫する「直接脱硫触媒」や常圧残油を減圧蒸留して得られた減圧軽油を水素化脱硫する「間接脱硫触媒」があります。

コスモ石油では、重質油中の硫黄分を低減するための触媒の開発を行い、1983年に千葉製油所の直接脱硫装置において最初の開発触媒実証化に成功し、その後も継続して触媒の研究開発を行い、コスモ石油の直接脱硫装置および間接脱硫装置へ自社開発触媒を展開しています。

軽油水素化脱硫触媒

「サルファーフリー」とは、ガソリンや軽油に含まれている硫黄分を0.0010質量%(10ppm)以下に低減することです。これにより、大気汚染物質を削減すると同時に、自動車排ガス浄化システムの性能を最大限引き出すことができます。

コスモ石油では、1999年より新エネルギー・産業技術総合開発機構(現:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))/財団法人石油産業活性化センター(現:一般財団法人石油エネルギー技術センター)のプロジェクトに参画し、軽油中の硫黄分を除去するための脱硫触媒の開発を行い、サルファーフリー軽油の製造に適した高活性脱硫触媒を実用化しました。

軽油脱硫触媒

製油所軽油脱硫装置

流動接触分解(FCC)触媒

流動接触分解(FCC)とは、分子の大きい重質油留分を低分子のLPガスやガソリン、中間留分に分解する反応をいい、500度以上の高温で重質油と流動接触分解触媒とを接触させることにより進行します。

流動接触分解を行うと、価値の低い重質油からガソリンを製造できるため、石油精製分野では非常に重要な反応であると同時に、限りある資源を有効に活用できる、環境にやさしい反応でもあります。コスモ石油では、高分解能・高耐久性を有する新規の流動接触分解触媒を独自に開発し、製油所での商業運転に利用し重質油の効率的処理に貢献しています。

流動接触分解触媒

流動接触分解触媒
(顕微鏡写真)

製油所流動接触分解装置

用語集

脱硫触媒
脱硫は原料油に含まれる硫黄分(S)に、水素(H2)を反応させて、硫化水素(H2S)の形で取り除くのが一般的。
この化学反応を促進させるために触媒が使用されます。一般に活性成分としてコバルトやモリブデンなどの金属が使用されます。
流動接触分解(FCC:Fluid Catalytic Craking)反応
分子の大きい重質油留分を低分子のガソリンや中間留分に流動床で分解する反応です。
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